ブラック審神者を叩き潰せ!注意書き
- 2016/07/10
- 21:54
生活パターンが色々と変わりまくってしまい、以前のように更新ができなくなり、気がつけば一年以上が経っておりました。このままでは何なので、つい最近リハビリに書いた刀剣乱舞の小説でも掲載していこうかと思います。<注意書き>この小説は、DMMゲーム刀剣乱舞の二次創作です。見習い制度・ブラック本丸・審神者の担当・引き継ぎ本丸・穢れた刀剣男士等、ゲーム本編には出てこない要素が出てきます。見習い・オリジナル審神者...
ブラック審神者を叩き潰せ!①
- 2016/07/10
- 21:57
<見習いサイド>どうみてもブラックです、本当にありがとうございました。私の脳裏に最初に思い浮かんだ感想は、これだった。刀の付喪神である刀剣男士を使役し、歴史を守るために戦う存在・審神者。その見習いとして、私は今、とある審神者の居城……本丸に招かれている。この本丸に数日間滞在し、現役の審神者の仕事ぶりを学ぶこと。それが、正式な審神者になるための最終試験だった。最初から、嫌な予感はしていたんだ。家屋がぼ...
ブラック審神者を叩き潰せ!②
- 2016/07/12
- 20:00
<見習いサイド>おっさん審神者に挨拶をした後、私は本丸の一角にある部屋をあてがわれた。十分な広さの、二間が続きになっている和室だ。小さな花が活けられた書斎机の向かいにテレビが置かれており、日当たりもいい。ここがブラック本丸でなければ、さぞかしうれしかっただろう。「見習い殿には、ここで寝泊まりしていただくことになります。何か不便がありましたら、遠慮なく申しつけください」一期一振が、私の荷物を丁寧に置...
ブラック審神者を叩き潰せ!③
- 2016/07/14
- 20:03
<見習いサイド>一期さんから、浴場や厠といった生活に必要な設備の位置をひととおり教えてもらった後、本格的な研修は明日から、ということで、私は自由行動の時間を与えられた。特に何も言われなかったし、本丸中を好きに歩き回っていいらしい。となれば、あちこちを探索しない手はない。いかにもただの散歩ですよといった風体で、私は長い廊下を進んでいた。気になるのは、やはり鯰尾藤四郎のことだ。おっさん審神者の不正を糾...
ブラック審神者を叩き潰せ!④
- 2016/07/16
- 20:06
<審神者サイド>体が、重い。まるで、自分の意志と切り離されたかのように、四肢の動きは鈍く、ズキズキと痛んだ。どうして、こんなことになったのか……。後悔がじわじわと押し寄せるが、もう、遅い。「ふぬおおおおおおお……儂は、儂はもうダメじゃああああ……」「何を言っているんだい、たかが筋肉痛で」布団から起き上がれず悶絶する儂に、歌仙があきれたように指摘する。連日、本丸の修復のために重いものを運んだり、いつも以上...