小説を更新しました。
- 2013/04/30
- 14:02



前回、空中でセタと交戦中のデビル様とアモンの話をやったので、今回は地上の面々にスポットを当ててみました。冥界勢のリーダー…実質、ネザリアンの首領と言っても過言ではないサタン君が主役の話です。
サタンの冥界勢に対する家族愛を描けて楽しかったです。後は、レミエルの一見ちゃらんぽらんなようで実は色々考えているところとか。
そう考えると、男の子たちの話って感じですね。
それはさておき。
コラ漫画大型版です。またガリエルちゃんが何かやらかしていますが、まあそれはともかく。
お叱り覚悟で言います。私はグッドラックが大嫌いです。
神話構想の世界観での見解としては小説『アンチ・グッドラック』でサタンが述べていますので、今回は世界の外側…お話を読む側・作る側としての意見を述べましょう。
この能力、あまりに都合が良すぎるんですよ。
苦労して誰かが考えたであろうパスワードを適当に入力したら当たってたラッキーとか、
そうかと思えばトリカラスがかばったぶんは幸運の回数に入らないとか、
ガリエルがふたりに分裂して30%が合わさって99%だからもう成功しかないわねとか、とにかく法則がない。
たとえば『未来日記』の予知能力や、『デスノート』にはちゃんとルールがあって、多少後付けがあるにせよキャラはそのルールに従って、試行錯誤して戦っています。
ところが、このグッドラックにはそれがありません。
すべてが作者のご都合主義。私には露骨にそう感じられるのです。
その便利すぎる能力ゆえに、ヘブンリー7の戦いは、ガリエルの幸運を頼りにして展開されます。
ガリエルがピンチになれば誰かがかばう。
味方が有利になるようにガリエルは幸運を使う。
こればっかり。すごく単調。
いっそ彼女が参戦しない戦いの方が、面白いとすら思えます。
アスタロトのフルークはいいんです。いつ発動するのか、彼自身にも、おそらくはデビルにすらわからないでしょうし、何よりアスタロトはこの能力を自覚していない。
都合のいい能力って言うのは、このくらいの縛りがないと面白くないと思います。
でも、ガリエルは意識して使ってますしね。この能力の前には、障害なんてなきに等しいですよ。
そして、ネザリアンもガリエルに対してやたら温いです。何だかんだとぐだぐだやって、彼女を生き残らせてしまう。
自分なら真っ先に彼女を潰します。
そういう不自然さがある戦いに緊張感が生まれるわけがありませんし、緊張感がないバトルが面白いわけがない。
本気でそう思います。
さて、次はいよいよ漫画の最終話の更新となります。
この戦いの勝者であるデビルが何を望むのか、世界は結局どうなるのか、せっかくですので見届けていただければと思います。
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